偏差値

キミの「行きたい」を叶えるランナー受験情報

「偏差値」についてマンガと文章で解説します! 偏差値とは? 模擬試験を受けるのがオススメ!! そもそも偏差値とは?

簡単に言うと「学力のものさし」として使われているものです。

例えば、1人の男の子がいます。その子がテストを2回受けて1回目が「350点」、2回目が「400点」だったとしましょう。この結果だけを見て、どちらが「成績が優れているか」を判断することが出来るでしょうか?

答えはNOです。なぜなら、「1回目と2回目のテストの平均点」がわからないからです。点数だけを見て判断するなら、2回目の方が優れています。しかし、「1回目のテストの平均点が300点」で、「2回めのテストの平均点が400点」だとすればどうでしょう。1回目のテストでは「平均点+50点」と見ることができますが、2回めのテストでは「平均点±0点」となりますので、1回目のテストのほうが優れていると考えられるのです。
すなわち、学力とは「他のみんなと比べる(相対的な)」ものなので、「他のみんながどれくらい点数を取っているか」が大事になるということです。

しかし、「偏差値」を考えるためには、もう一つ情報がないといけません。それは「標準偏差」と呼ばれるものです。ちゃんと説明しようとするととても時間がかかってしまうので、ここでは「平均からのばらつき」と覚えてください。
先ほど説明した「平均点」はテストの点数で言うならば、「全ての点数を足して人数で割ったもの」のことです。ただし、平均点の中にも分類があり、そこで必要になるのが先ほどの「標準偏差」というものになります。

例えば、5人の生徒さんがいてそれぞれのテストの点数が「30点・40点・50点・60点・70点」だったとしましょう。この場合の平均点は「30+40+50+60+70=250点」を生徒の数「5」で割ったものです。「250÷5=50」となり、平均点は「50点」となります。

では次の場合はどうでしょう。
同じく5人の生徒さんがいて、「0点・25点・25点・100点・100点」だとします。同じように計算してみると「0+25+25+100+100=250点」となり、それを生徒の数「5」で割ると「250÷5=50」となり、先ほどの場合と同じ「平均点50点」となってしまうのです。

5人の生徒がテストを受けた場合

このように、平均点を出すにしてもその時々によってさまざまなケースが考えられます。そのさまざまなケースを考える上で役に立つのが「標準偏差」です。興味のある方は計算方法などを調べてみてください。
とりあえずここで知ってほしいのは「標準偏差が大きいほどばらつきが大きく(平均から離れた点数が多い)、標準偏差が小さいほどばらつきが少ない(平均に近い点数が多い)」ということです。
通常、5教科(英語・数学・国語・理科・社会)のテストを受けることで500点満点中何点とれているかを算出します。しかし、すべての教科の平均点が同じになることはまずありえません。そうなると全教科に対して平均点がどうか?得点がどうか?を算出しなければならないので、膨大な手間がかかってしまいます。
また、出題する先生によって問題の難しさも変わってきます。そうなると計算はさらに難しくなってしまいます。

そこで、先ほどの「平均点」、「標準偏差」を使用することで、教科や問題の難易度に関わらない「学力のものさし」として「偏差値」を使用することになったというわけです。

まとめると、「平均点」と平均点を出すために使ったそれぞれの結果のばらつきを示す「標準偏差」から、毎回難しさや出題傾向が違うテストでも「学力のものさし」として「偏差値」を算出することができます。
計算式は、「(個人の得点ー集団の平均点)/(標準偏差÷10)+50」となります。ただし、この計算式は標準偏差=「テストを受けた全員の点数分布」がわからないと計算することができません。クラスのみんなに「テストの何点だった?」と聞いて回らなければならないので、個人的に算出するのは不可能だと思ってください。

偏差値の考え方

偏差値という仕組みをお話したところで、次は偏差値をどのように考えていけばいいのか?ということについてお話したいと思います。

まず最初に、偏差値というものは「ほぼ日本でしか使用されていない・通用しない基準」だということです。
先ほどの式でいう、「10」「50」という数字の説明をしますと、この数字は日本でのみ決められている基準の数字で。米国などではその基準の数値はもちろん変わってきます。しかも海外で使われている偏差値は、北米の大学や大学院へ進学する際に使用されている共通試験で使われている程度なので、全世界的なものではありません。もともと学力偏差値というものは、元教員の桑田昭三さんがあくまで「学力を見る際の指標」として編み出したものです。
先ほどの説明のように、ある模擬テストによる点数や順位を正確に判断するためのものということです。しかし便利なものであるがために、少し前の日本では「偏差値が全て」というような風潮があり、これは現在でも根強く残っている考え方となっています。

また、インターネットなどですぐ検索することができる「高校偏差値」を指標にするのも間違いとまではいきませんが、かなり曖昧なものになっています。
というのも、「高校偏差値」というものは国などが算出しているものではなく、統一模試などを行なっている会社が独自に算出しているもので、その算出方法も明らかになっていないからです。おそらくその高校に通っている学生の「偏差値」を平均したものではないかと思われます。

ランナーでも「受験ガイド」として、高校の偏差値を記したものを配布していますが、これもあくまで「指標」です。とはいえ、偏差値という指標は便利なものですし、お子様のレベルを知るためには大切なものなので、使い方をしっかり理解された上でご利用いただければ幸いです。

具体的な判断方法

偏差値を判断するのに最も簡単なのが、地域ごとに行われている模擬試験、いわゆる「模試」を受けることです。高校受験を行うにあたって、模擬試験を受けるのは精神的にもかなり有利なものだと考えています。
本番の試験というものは一発勝負になりますし、一人で移動し時間配分を考えて行動することになるため、その練習としても模擬試験は最適なのです。まずは慣れない状況に身を置いてみましょう。

さて、模擬試験を受けることで自分のレベルを知ることが容易にできます。しかし、一回の試験でレベルのすべてがわかるわけではありません。「そもそも偏差値とは?」の項目でお話したように、毎回平均点や標準偏差は違ってくるからです。さらに、その時々のコンディションや緊張の度合いによって実力の発揮具合は変化します。
そう考えると、一度のテストで全てを把握することはできません。統計的には、「偏差値には±3程度のばらつきがある」と言われています。

【現実的な考え方の例】

①3回模擬試験を受験する ⇒ 偏差値が1回目:50、2回目:55、3回目:55だった

②その偏差値を平均する ⇒ 「50+55+55=160 160÷3=53」より、「偏差値 53程度の実力がある」ことがわかります。

③高校の偏差値を比べてみる ⇒ 例えばA高校は偏差値50で、B高校は55で合った場合、A高校は先ほど求めた平均偏差値「53」と「3」の差があり、±3(実力発揮具合のばらつき)を考えても充分射程範囲であることがわかります。よって、A高校は合格する可能性がある程度認められるということになります。
一方、B高校は偏差値55であるため、現在の偏差値「53」から比べると少し高いレベルであることがわかります。しかし、±3のばらつきがあることと、一度55という偏差値を模擬試験で得ているところを考えると、絶対に不可能というわけではありません。

先程の例はあくまで一例になりますが、かなり現実的な方法で偏差値を参照しているのでより要望に近い結果が出ると考えられます。しかし先ほども述べたとおり、偏差値が全てではありませんし、あくまで目安なのであまり過信しないようにしてもらえればと思います。
偏差値を測るために何回か模擬試験を受けること、高校偏差値と比べてレベルを参照することが大切になります。

前のページにもどる
無料体験レッスン
家庭教師のランナーについてよくわかる!最新のパンフレットはこちらから! 人気ページランキング
20位以下はコチラをクリック!